宮城県中学校体育連盟 熱中症対応について
第67回宮城県中学校総合体育大会が7月21日(土)~26日(火)に県内各地にて行われます。連日,熱中症に関わる報道がなされていますが,大会期間中も気温が高くなることが予想されています。
宮城県中学校体育連盟は,「生徒の命を守ること」を最優先し,対応します。しかし,この大会への出場を目指し,日々努力してきた約1万名の生徒がいることも事実です。会場の確保,審判員や役員の確保の問題で,「試合を行わない」という判断によって,大会を中止せざるを得なくなる可能性もあるため,現状では,各専門部の先生方は,生徒の命を守りつつ,大会を運営する方法を模索しています。
宮城県中学校体育連盟として,生徒の安全確保,熱中症の予防として,以下のような対応を行います。
全体として実施すること
・近隣病院へ大会要項を送付し,緊急時の対応等の依頼をしています。
・すべての日程のすべての会場に養護教諭を配置し,体調不良者への応急処置ができる体制を整え ています。
・すべての出場校へ「熱中症事故防止について」の文書を配布し,各校,各部での生徒への事前指 導を行っています。
・各競技の各会場において,氷やスポーツドリンク,経口補水液等を例年以上に用意しています。
・生徒への健康観察をできる限りこまめに行います。
競技の特性や会場の状況に応じて臨機応変に実施する可能性のあること
・屋内種目では可能な範囲で冷房の使用等を検討します。また,冷房の使用できる会議室等を確保 し,体調不良の生徒が休むことができるようにします。
・試合の合間,または試合中に,状況に応じて通常より多く給水タイムや休憩時間を設定します。
・競技によっては,試合開始時間を早めることも検討します。または暑さの厳しい昼過ぎの試合の 時間や日程・会場をずらすことも検討します。
・審判員への給水をこまめに行い,その際に選手も休めるようにすることを検討します。
・予備日の設定があり,その後の競技運営に大きな支障がないと判断された場合にのみ,順延をす ることも検討します。
・屋外種目等では,応援生徒への帽子着用や水分補給の呼びかけ,応援の休憩時間等の設定を検討 します。また,直射日光を浴びる時間が少なくなるよう,待機場所のあり方を検討します。
これらの対応が明確になり次第,監督会議等において各校へ連絡します。各学校においては,顧問の先生から詳しくお聞きください。また,試合会場や試合日程の変更などがあった場合にはホームページ上「宮城県中総体大会実施情報」で連絡いたします。よろしくお願いします。